雨の中、東京都現代美術館へ。
http://www.mot-art-museum.jp/kikaku/120/
久しぶりに森山大道の写真をみた。
結局、写美でやっていた写真展もいけなかったので、
最後に観たのはおそらく3年以上前のrat hole gallery。
今回の写真展、舞台はブラジル。
以下転用。
===============================================
ブラジルへの移民100周年を記念する「日本ブラジル交流年」関連事業の一環として、
写真というメディアでブラジルと日本との交流を試みます。
展覧会では二人の文化と視点が交差し、これまでにない日本、ブラジルの像が現れます。
そこには、普段ならば見過ごしてしまう日常の断片を、意味のある光景へと変え、
現代におけるリアリティが問いかけられています。
===============================================
なるほど、どうりで今年ブラジルが盛り上がっているわけだ。
何度か取り上げたアマラオの映画もこの移民100周年を記念したものだったし、
今年はブラジルがとにかく熱いってわけ。
軽くチェックしてみたけれど、なかなか心惹かれるイベントが多い。
http://www.brasemb.or.jp/
http://www.brasil2008.jp/index.html
ところで今回の会場、とにかく「見せ方」が秀逸。
写真の作品数自体はそう多くなかったけれど、壁一面を
充分に使って飾られた森山大道の迫力。圧巻。
最後の映像集では、ブラジルを撮り歩く森山大道が映されている。
これが個人的に非常によかった。
ヒリヒリするようなブラジルの街中をとにかく撮る、撮る、撮る。
カメラを持った年寄りの殺気。気合い?
単純に憧れた。
もう70にもなる男が被写体に構える暇を与えず、シャッターを切っていく。
そこには遠慮や躊躇は一切なかった。
のうのうとひたすら空間を抉り取っていく。
見ているこちらが引いてしまうようなシーン。
距離が縮まる。縮まる。まだ近づく。
そして離れた。
なんだろう、あの姿勢。
ああやって、もう何千何万回とシャッターを切ってきた人間が
それでもまだ足りないと言わんばかりに撮り続けるその姿に憧れる。
ブラジルの熱気は、確実にモノクロームに包含されている。
浅はかじゃない、本物の写真。
正しく唯一無二。
0 件のコメント:
コメントを投稿